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2010年7月 7日 (水)

宝塚歌劇 雪組公演「ロジェ/ロック・オン!」観劇記―前編

今日は七夕ですね。しかしこのところの不安定な天候と北関東や九州などの地域で

局地的豪雨が発生したりと、今年の七夕は全国的に浮かない天候のようです…(T_T)

ともかくこのところ関東地方でも急な豪雨に見舞われていますので、お出掛けの際は

どうか傘の用意をお忘れなく。

さて今日は先月ムラまで赴いて観て来ながら、そのままになっていた宝塚大劇場にて

只今上演中の雪組公演「ロジェ/ロック・オン!」の観劇記をお届けしましょう!(^^)

すでに当Blogでも何度か触れていますが、この公演は雪組現トップスターの水夏希さん(水さん)と

娘役トップスターの愛原実花さん(みなちゃん)が揃って退団される公演ということもあって

1階・2階席共に相当な観客の入り様となりました。

まずはいつものように、前半に上演されましたお芝居「ロジェ」から行こうと思います。^^

第二次世界大戦終了直前の1945年、ヨーロッパの某国で壊滅状態に陥ったナチス・ドイツから

脱走した兵士の凶行により、家族を失ったロジェ(水夏希さん)は、某国の外人部隊や

情報機関等を経て、のちにICPO(インターポール)の捜査官に就任すると共に

パリの支局で、自らの家族を奪ったシュミットというナチスの兵士の行方を追うべく

フランス市警のリオン(音月桂さん)と共に日々追跡をしている最中に、同じくユダヤ人に対し

ホロコーストを指示したナチスに属した戦争犯罪者を追跡するヴィーゼンタール機関

(モデルとなっているのは15年前に文藝春秋が刊行していた雑誌「マルコポーロ」に掲載された

ホロコーストを否定する記事を掲載したことにより、掲載側の「マルコポーロ」に対し

広告ボイコットのキャンペーンを張り、同誌を休刊に追いやったことで知られるSWCこと

サイモン・ウィーゼンソールセンターですね)に属する

レア(愛原実花さん)とヤコブ(彩那音さん)の2人と出会うことになります。

2人とロジェはナチスの戦犯たちを南米ヘと逃亡させる手助けしている存在として睨んでいる

投資家のゲルハルト(奏乃はるとさん)に疑いの目を向けますが、途中でゲルハルトは

謎の死を遂げると共に、ゲルハルトの家族から提供された南米への移送ルートの他

そこにロジェの一家を葬り去ったナチスの兵士、シュミットの名も記されていたことから

ロジェとレアは共に、アルゼンチンのブエノスアイレスに飛ぶことになるのですが…

というところであらすじは止めておきましょう。^^

ハナシはお判りかと思いますが、第二次世界大戦後のナチスの戦争犯罪人を追跡してゆく

という過程で出会うコトとなったロジェとレア、2人の互いの生き様を中心にストーリーは

展開されていきます。

ユダヤ人ではなく、先の大戦で一人のナチスの兵によって家族を奪われたロジェ

一方ユダヤ人でありながら、身寄りを全て失い、たった一人辛くもホロコーストから生還したレア

互いの生きる道は、戦争犯罪者への復讐という点で結ばれてはいるのですが

属している組織が違うことや、また性格やその他が違っていることから

捜査という仕事の面で一致はするものの、やはりそこまでしてお互いを知りたくはない…

という互いの一貫性がキチンと存在しているのが妙なくらいにイイ味を出しています。

ブエノスアイレスに渡った際、現地のクラブに入ると、周囲では当然(?)の如くタンゴを

踊っているシーンが出て来ますが、2人は互いに踊るのを遠慮しているのですが

(お芝居の最後では踊っているのですけれど^^)このシーンは過去に15年くらい前に

星組で上演された「二人だけが悪 -男には秘密があった、そして女には…-」でも

同じようなシーンがありましたっけ。^^

このお芝居の演出を担当された、正塚(晴彦)先生は水さん在籍時の雪組では2年前に

キューバ革命に端を発する政治動乱に揺れる中米を舞台にした「マリポーサの花」を

観ていますけれども、「マリポーサの花」に勝るかのような内容は、さすが正塚先生らしい

マジックが冴えていたと言っても過言ではないような気がします。

昨年月組で上演された前のトップスター、瀬奈じゅんさん(あさこさん)の退団公演を観た際

上演されたお芝居「ラスト・プレイ-祈りのように-」を観て、ホト②途方に暮れましたが

正塚先生は取り上げるネタ次第で、良くも悪くも左右されるようなイメージが強いのが

欠点だけに、とにかく最後の締まりのない結末を観て、ゲンナリさせられた…という

ケースが多いだけに、いい加減その点も克服して欲しいと思います。

水さん扮するロジェは黒のダークなスーツという、近年のタカラヅカの男役の中では

声の低さや男本来の荒々しさを愚直なまでに表現しているという点では稀な存在ゆえに

とにかく最後を飾る舞台でも、その存在感を遺憾なく発揮してくれています。

やはり水さんの最後を締めくくるに相応しい舞台になり得ていると言っても過言ではないでしょうね。

あと次のトップの座に就くリオン役のキム君も、捜査令状も何もナシに急に捜査を始めようとする

ロジェのムチャ振り(?)につき合わされながらも、傍で捜査に協力しながら、任務を遂行すべく

最後まで芝居に花を添えていたのも好感が持てましたね。^^

とにかく今回は非常に気持ちよく観れたお芝居でした。水さん・みなちゃんの宝塚最後の

お芝居をしっかりと目におさめるコトができて光栄に思いたいです!(^_^)y

さて次のショー「ロック・オン!」につきましては、明日の記事にてお届け致します予定ですので

今日はこの辺にして、また明日お目にかかりましょう。(^O^)/

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コメント

宝塚雪組、退団する方2人で、
たくさんのお客さん達だったんですねぇsnow
私が、前見に行った最後の宝塚は一路真輝←(字あってますか?)の退団時でした♪
エリザベート見ましたが、かなり昔かも(笑)
ロジェ面白そうですねぇ・・ribbon
宝塚のポスター見ると、最近はMC-K3さん思い出しますよ、いつも(笑)

投稿: のりのり | 2010年7月 7日 (水) 10時45分

>のりのりさん
どうもコメントありがとうございます。
七夕の今日、東京は午後から曇った天候から
雨へと変わりましたが、そちらはどうでしょうか?

宝塚も普段だと2階席は割と空席があるのですが
今回は一時代を築いた水さんの退団ということもあり
公演2日目にして、多数の観客が押し寄せてましたよ!
4年前のGWに宙組で当時のトップスターだった
和央ようかさん(タカコさん)と花總まりさん(ハナちゃん)
コンビのサヨナラ公演として上演されました
「NEVER SAY GOODBYE-ある愛の奇跡-」以来の
光景でしたね。^^

お~のりのりさんは、そちらに住まわれているだけあって
14年前に一路真輝さん(イチロさん)のサヨナラ公演にして
宝塚初上演となった「エリザベート」をご覧に
なられているのですか!^^

イチロさんも宝塚時代は歌って踊れるトップスターとして
ファンの間では話題にはなったものの、興行的には
何故か今ひとつ…という状況が続いていたのですが
ウイーンのアン・デアー劇場にで誕生したミュージカル
「エリザベート」を最後に退団…という知らせと共に
このイチロさんのサヨナラ公演がものすごい人気を
呼ぶコトになり、その後星組、宙組、花組、月組…と
宝塚の新たな看板作に据えられることになるのですが
そういえば水さんも3年前に雪組で再上演された際に
トートを演じられてましたっけ。^^
軽く緑系の髪の色が多少ながらシュールっぽさを
表現していた実にワイルドなトート閣下でした。^^

雪組公演、機会があれば是非観ておいて下さい!(^O^)
今月7/26までの公演予定となっていますので
もしかしたら休日の土日でも有楽町ではまずムリですが
ムラだとB席でなら観劇できるかも知れませんから
久々に大劇場に赴かれてみて欲しいと思います。


投稿: MC-K3 | 2010年7月 7日 (水) 18時36分

いくら脚本が面白くても、ラストは演出がしっかりしないと
最悪ですもんね…

水さんはザ・宝塚って印象が強いトップの方です^^
さぞかしカッコいいんだろうなぁ♪

投稿: ミッキー | 2010年7月 7日 (水) 21時30分

>ミッキーさん
どうもコメントありがとうございます。

水さんの最後の舞台、非常に良かったです!(^O^)
とにかく近年の宝塚の男役の中では
スーツとオールバックがよく似合う男役として
またワルそうなイメージも強くハマっていただけに
男本来が持つ荒々しさやイカツさなんかも
完全にジブンの一部にしていた…そんな印象もあるだけに
今回の退団が悔やまれてなりません…(>_<)

演劇って役者によるトコロも大きいですが
演出家の役割はそれ以上に大きいですからね。
ミッキーさんも過去に宝塚を観劇されておらますから
組子の他に演出家でもご存知の方もおられると思いますが
正塚(晴彦)先生は宝塚では主要演出家としての位置は
高いのですが、一方長年に渡りヅカファンの友人によると
脚本が書くのが非常に遅い…ということでも知られていて
本稽古が始まった頃になっても、まだ途中までしか
脚本が完成してない…といったコトが多々あるそうです…(^^;;

投稿: MC-K3 | 2010年7月 7日 (水) 22時34分

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