« 小松彩夏ちゃん 2008年カレンダー発売イヴェント@新宿・福家書店 参加記 | トップページ | 宝塚歌劇 花組公演「アデュー・マルセイユ-マルセイユへ愛をこめて-/ラブ・シンフォニー」観劇記―後編 »

2007年10月29日 (月)

宝塚歌劇 花組公演「アデュー・マルセイユ-マルセイユへ愛をこめて-/ラブ・シンフォニー」観劇記―前編

どうもMC-K3です。昨日は土曜に台風が来た中、新宿へ行ったため、体調がすぐれず

折角の日曜が見事にフイになってしまいました。(ToT)

ただそうは言ってもやはりBlogは更新しないコトには読んではもらえませんので

今日は本日ムラでの公演が千秋楽を迎える、宝塚歌劇花組公演「アデュー・マルセイユ-マルセイユへ愛をこめて-/ラブ・シンフォニー」の

前半のお芝居「アデュー・マルセイユ-マルセイユへ愛をこめて-」の観劇記をお届けしたいと思います。

前にお伝えしました通り、現花組トップスターの春野寿美礼さん(オサちゃん)のサヨナラ公演だけあって

8月下旬に前売り券発売と同時に土日の公演チケットが完売!とすさまじい状態で

結局ボクも平日観劇を強いられてしまいました。(T_T)

オサちゃんもトップ在任期間6年にわたり花組を率いてきただけあって、特に登場人物にスーツ人口が多い

現代舞台のお芝居が多かったこともあり、近年の花組ではオトナのロマンス性に長けた

芝居を多く上演してくれたことで、新たなタカラヅカの魅力を引き出してくれました。

今回のお芝居は、その総決算ともいえるような内容の作品に仕上がっています。

舞台は1930年代初頭、フランス南部の港町マルセイユを舞台にした話です。

マルセイユは当時マフィアに支配された昼と夜とでガラッと街の顔が変わる犯罪都市で

そこでは夜の歓楽街を仕切るギャング団のオリオンと、港の貿易を仕切るギャング団のスコルピオとにわかれ対立を繰り返す中で

マルセイユで生まれ育つも、その後アメリカに渡ったジェラール(オサちゃんです)が戻って来ます。

オサちゃんは途中でスコルピオの口車に乗せられ、パリのミュージックホールへ出演させてやるといわれ

モロッコへ連れられそうになった女性を救出しますが、そこを通りかかった女性参政権を主張する

アルテミス婦人同盟のリーダーのマリアンヌ(桜乃彩音さん)にその女性に手を出したカドで疑われます。

そこにオリオンのボスでホテルやカジノの経営にたずさわっているシモン(真飛聖さん)と出くわします。

実はジェラールとシモンは幼なじみで、14年前に極貧にあえぐシモンをかばい、ある人物から

渡されたボックスに入っていたカネをシモンに手渡して、地下水道を逃げまどうのですが

その後ジェラールはスコルピオと結託した警察による取り調べを受け、あろうことか無実の罪で

少年院へ送られます。その後国際刑事機構なる組織に在籍する人物の手引きにより

アメリカへ渡り、ルイ・マレーという偽名で禁酒法下のアメリカへワインを密輸するための

輸出ルートをつくるべく帰って来たと、シモンに表立ってのハナシをします。

その後、ジェラールはかつて稼動していた石鹸工場へ行くのですが、今は工場は稼動中止となり

変わりにマリアンヌ率いるアルテミス婦人同盟がココに活動拠点を置き、市会議員で

マルセイユから犯罪を取り締まろうと主張するモーリス(荘一帆さん)が共に活動をされているのですが

実はモーリスはスコルピオと組んでおり、シモンの経営するカジノにこの工場で印刷した

偽札を持ち込んで、対立するオリオンのカジノを無期限の営業停止に追い込もうとします。

ジェラールはあえて本名を明かさずにスコルピオと関係があるモーリスやそのカジノで

顔見知りになったイタリア人富豪のジオラモ(未涼亜希さん)らと接触し、アメリカへワインを輸出するルートを

一緒に開拓しようと持ちかけ、実はオサちゃんが追いかける国際犯罪の一つでもあった

偽札の印刷を目論んでいたスコルピオの一味を摘発すべく、その誘いに乗ることになるのですが…

今回はあらすじはココまでにして、続きは劇場へ足を運ぶか、のちにDVD化されますので

ソチラを買ってみて欲しいと思います。

今回のオサちゃんの最後の公演となるお芝居は、作・演出が小池(修一郎)先生ということもあり

見事なまでに芝居のツボをおさえた展開で、その内容も非常に充実した内容になっています。

小池先生というと過去に手掛けられた同じ内容に近いお芝居に2001に宙組で上演された

「カステル・ミラージュ-消えない蜃気楼-」というのがありましたが、こちらは主人公で

1940年代にラスヴェガスをつくった人物の一人として知られるベンジャミン・シーゲルを

題材にしたミュージカルです。(詳しい内容は映画「バグジー」などを見て貰えればわかるはずです)

当時のトップスターだった和央ようかさん(タカコさん)扮するレナードが無人の砂漠地帯に

ラスベガスをつくりあげ、その後仲間により消されてしまうというお芝居だったこともあり

この「アデュー~」とは正反対のつくりになっていますが、コレも決して悪い内容の作品ではありません。

ただやはりオサちゃんが最後のお芝居で亡くなって終わるというのでは縁起が悪いですので

そこはモチロンちゃんと別の結末が用意されています。

いやとにかくオサちゃん、長身でかつ細身というだけあってスーツ姿が栄えるだけじゃなく

帽子を被る、煙草を吸う、椅子に腰を掛ける…仕草の一つゝがどれをとっても一級品で

やはりオトナのキャラクタ性がこれほどまでに似合うヒトも過去のタカラヅカのスターの中で

振り返ってみても、そういないのではないかと思いたくなります。

昔、ショー「ASIAN WINDS」で銀橋の上でジュリー(沢田研二)みたくネクタイをゆるめる

仕草を近くで目の当たりにした時は、息を呑みそうになりましたしね。^^

初舞台からずっと花組一筋で活躍され、一度も組替えを経験せずにトップスターの座に

就いただけあって、さすがに芝居の運び方も文句のつけ様がないくらいにハマっています。

これが総決算かと思うと、少し悲しくもありますが、6年という異例の年月もの間、

トップスターとして活躍された功労についてはモチロンリスペクトされるべきでしょうし

あと花組というと1998年にミキさん(真矢みきさん)が花組トップスターを卒業されてから

タモさん(愛華みれさん)やチャーリーさん(匠ひびきさん)とトップに就かれていた期間

興行的に非常に苦しい状況下に置かれていたことは実のところ余り知られていません。

それを見事立て直したという点でもオサちゃんの功績は大きいのではないかと思います。

他にイイキャラしてたのは、悪役ですけれども、モーリス役のそうさん。今回悪い役というのは

過去に雪組で2003年に上演された「Romace De Paris」で朝海ひかるさん(コムちゃん)扮する

ヴァンサンと対立し、クーデターを起こそうとする将軍側に肩入れする石油開発会社の

社長のディディエという、お芝居後半でそのクーデターが潰えて会社から追放されてしまうと

役以来久しぶりでしたが、登場序盤からマリアンヌに積極的にアタックしようとするのですが

コトあるごとにマリアンヌにかわされて…最後は捕ってしまうというちょっと情けない役でしたが

結構合っていたと思います。^^

シモン役のゆうこさんも良いお芝居してくれています。これから彼女がオサちゃんの後任として

花組を牽引してゆくことになるわけですが、花組にとっては久々に他の組出身者が

トップの座に就くこともあるので、来年以降花組がどんな風に変わるのか期待したいと思います。

あとはシモンが経営するホールの女性シンガーであるジャンヌ役の愛音羽麗さん(みわっちさん)も

これまで子役から女役まで手広く役を経験されていることもあり、卓越されたお芝居を観せてくれています。

とにかくこのお芝居はオサちゃん最後の公演というのもありますが、皆さんに観て欲しい作品です。

そしてオサちゃんの18年にわたるタカラヅカでの舞台生活を締めくくる男役作品の総大成でもあります。

すでに東京公演はチケットが売り切れてしまっていますので、この先DVDが発売になるでしょうから

是非ともオサちゃんの最後の舞台目に焼き付けて欲しいと思います。

さて明日は後半のショー「ラブ・シンフォニー」をお届けする予定でいますので、興味のある方は

また明日当Blogの更新をお楽しみにしておいて下さいませ。それでは本日はこの辺で失礼致します。m(__)m

|

« 小松彩夏ちゃん 2008年カレンダー発売イヴェント@新宿・福家書店 参加記 | トップページ | 宝塚歌劇 花組公演「アデュー・マルセイユ-マルセイユへ愛をこめて-/ラブ・シンフォニー」観劇記―後編 »

宝塚歌劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 宝塚歌劇 花組公演「アデュー・マルセイユ-マルセイユへ愛をこめて-/ラブ・シンフォニー」観劇記―前編:

« 小松彩夏ちゃん 2008年カレンダー発売イヴェント@新宿・福家書店 参加記 | トップページ | 宝塚歌劇 花組公演「アデュー・マルセイユ-マルセイユへ愛をこめて-/ラブ・シンフォニー」観劇記―後編 »